東海低音宿

ビジホ好きベーシストによる備忘録

とりあえず光ればカッコいい

お疲れ様です、メタキンです。

 

今日はオシャレは足元からと言われているように、音は電源からということでパワーサプライの紹介をしたいと思います。

 

 

今回自分が新たに導入したのはKES KIP-V.A.C.9です。



とりあえず見た目が厨二臭いのとグラボみたいなデザイン性が自分にとっては良いです。

まあペダルトレインなので裏に隠されるので表には見えないんですけどね←

 

まずお値段ですが自分はネットで2万ちょいで買えました。

そしてその値段に対して性能がかなりつよつよです。

 

 

まず特筆すべきはこの価格帯でフルアイソレートです。

故にデジアナ混合ノイズやグランドループを気にせずに済みますね。

 

そして右側三つの電圧変更機能付きの出力。

液晶に電圧が表示されますが、あくまで目安です。

こちらは12~18Vは勿論9V以下にしてファズに使用することで歪み感を調整できます。

電圧をあえて下げれる機能を持ったパワーサプライは初なんじゃないかな?

この機能はボルテージアジャスト機能と言ってこのパワーサプライの目玉機能です。

 

ポートは9つ。

一つ当たり最大500mA供給できます。

そして1~6のポートはそれぞれ無負荷時で9.8V、高負荷時でも9.4V出力されるようになっているので特に歪みペダルには恩恵が大きいです。

負荷がかかり熱を持ちやすいパワーサプライですが、こちらは本体左右に吸気口、背部に放熱ファンが搭載されおり熱損失による影響も限りなく小さくなっています。

 

左側の赤いポートは一つはインプットですが、もう一つはリンクOUT端子で同メーカーの小型パワーサプライに供給しさらにポートを増やすことができます。

 

 

 

 

 

ここまで機能を見て最強!これしか勝たん!

となるのは当然なのですが、いくつか注意点もあります。

 

まずはこのパワーサプライの最大供給電流です。

電源は12V3Aなのですが、実際供給できるのは最大約27Wです。

各ポート最大500mA出力と上記にありますが、全てのポートが常に500mA出てるというわけではありません。

仮に全て500mAだとしたら9×500=4500mA 余裕でオーバーしてしまいますよね。

実際にそんなことができるのは無印Zumaだけです。

 

つまり最大500mAは出るけどトータルでは2700mA以内に収めないといけないということです。

と言ってもよほど巨大なシステムかつ高級デジタルエフェクターのオンパレードでもない限り中々この最大値に行くことは無いと思います。

よく500mA推奨とありますが実際はそこまで消費していないものがほとんどなので、あくまで目安として覚えておいて欲しいです。

 

そして電圧変更機能こちら大変便利ですが可変用のつまみが出っ張っているので、運搬中や演奏中に動いたら普通にエフェクター故障の原因になりかねません。

自分はテープで固定して使用しています。

こればっかりは内側に引っ込めてマイナスドライバーとかで回すというものでもよかったのでは?と思いました。

 

 

さてここまで長々語ってきましたがサウンドは実際のところすこぶる良いです。

元々はfree the toneのPT-3Dを使用していたのですが、ポート数が足りなくなってきたうえに500mA出力が2つしかなかったので自分のシステムでは賄いきれないと踏んで、大学生以来に電源を変えました。

 

実際サウンド面はフリーザトーンのほうが良いのかなと漠然とした不安もありましたが、遜色ないと思います。

 

現状フルアイソレート、電圧変更機能有り、拡張可能な豊富なポート数という点でこれ以上のパワーサプライはないかと思います。

fenderやstrymonから似たようなものも出ていますが、電圧が9Vぴったりであったり、高価すぎるというところも含めて他に台頭するものはないんじゃないかなー。

 

 

電源が一個にまとまることでセッティングの時間も短縮できますし、電圧による音への恩恵も確実にあるので音や利便性を求めてる方はこれをお勧めします。

詳細や他の人のレビューが気になる方は公式ホームページへGo↓

 

 

ではまた。

 

 

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