東海低音宿

ビジホ好きベーシストによる備忘録

Minamo Guitars Synergy6 -Kiryu Violet Burst-

お疲れ様です、メタキンです。

本日2月22日は猫の日とも言われていますが、一切関係ないベースのお話。

 

 

実はとっくに完成してライブでも使って身に馴染んで来ていたのですが、まだブログで一切触れてなかったのでやっと公開です。

というわけでお待たせしました。

 

 

Minamo Guitars Synergy6 -Kiryu Violet Burst-



地元浜松の新進気鋭のメーカー、Minamo Guitarsにオーダーして理想の6弦をようやく手にしました。

楽器の詳細の前にMinamo Guitarsと自分の簡単な馴れ初めを語らせてください。

 

恐らくメーカー名も知らない方が大半かと思いますが、それもそのはずで、まだメーカーが立ち上がって2~3年ほどしか経っておらず、生産本数も少なかったので中々実物を見れるタイミングが少なかったと思います。

そのようなメーカーとどうして繋がったのかというと、ビルダー兼代表のシュンヤさんはMinamo Guitars立ち上げ前からベース友達として親交がありました。

元々専門学校などで楽器製作を学んでいたこともあり、事あるごとにリペアなどをお願いしたり、自分の購入したベースを見せたりと親交を深めていました。

そして満を持してメーカーを立ち上げた際には必ずオーダーする言っていたので、念願叶ってようやくそれが手元に来ました。

 

馴れ初めはこんな感じにして、楽器に触れていきましょう。

まず目を引くカラーリングについて。

これは自分の「推し」のある部分をモチーフにさせていただきました。

その推しこそVtuber事務所ホロライブ4期生 桐生ココさんです。



惜しくも2021年に卒業されましたが、自分の中では永遠の推しとして不動のNo.1です。

そんな卒業してしまった推しへの変わらぬ気持ちを形にしようと思い、ココさんの尻尾のカラーリングを今回のテーマにさせていただきました。



龍がモチーフの女性で尻尾も固い皮膚は濃い紫。内側の肉の部分は薄桃色という風に色分けされいます。

なのであまり見たことないバイオレットバーストという形でグラ―デーションを表現しようという形になりました。

このようなカラーサンプルをMinamo Guitarsに提出し、実際に自分も塗装の際には工房まで出向きシュンヤさんと二人で相談しながら紫の濃さの確認、バーストの具合など微調整を重ねて理想形に到達しました。



トップ材は5Aのフレイムメイプル。

美しさと禍々しさを併せ持つ唯一無二な感じになったと思います。

元々のトップ材のナチュラル部分を残したバインディングも良いアクセントになっています。

木目が横だけでなく縦にも入っているのでフレイムアッシュのようにも感じる独特な木目です。

塗装前はこのような見た目でした↓

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続いてヘッドです。

本来はウェンジトップになるヘッドにトップ材のフレイムメイプルを張り付けたマッチングヘッド。

カラーリングもトップと同じバイオレットバーストです。

水の波紋を表してるロゴがMinamo Guitarsのマークです。

ヘッドは角度付ではありませんがペグの落とし込みなどを付けることでストリングテイナーなどが無くても弦を張ることが可能です。

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ボディの裏面はあえて黒に塗りつぶして質実剛健という感じを表しました。

ネックはウェンジとローステッドメイプルの3P。

メイプルの木目がしっかりと出ています。

プリアンプはHumpback Engineeringの2×2。

このプリはDIPスイッチの切り替えにより、BassやTrebleの周波数帯を変えたり、Middleもフリーケンシーで調整できるという凄まじいほどの音作りの幅があります。

なので最初から調整用の穴をあけて自分の好みの設定に出来るようになっています。

スイッチがたくさんあって一見とっつきづらいですが、一度好みを探し当てればあとは固定で良いと思います。



 

指板はメイプルなのですが、うっすらフレイムが出ております。

こちらもシュンヤさんによる選定で自分は特に希望はしていなかったのですが、最高です。

サイドドットはルミインレイで暗闇でもばっちり光るので視認性も抜群です。

自分はバインディングが好きでこのベースももれなくバインディングありです。

そして拘りポイントとしてブロックインレイ。

こちらは指板のフレイムに着色したのではなく、トップ材のフレイムメイプルをパズルのように当てはめてそこの紫を乗せたものです。

縁取りの黒いアクリルで70年代を意識させつつ、木目もしっかり出してくスタイルです。



 

そしてこれは他のメーカーでは見ないお助けシステム。

自分やシュンヤさんが愛用しているDR弦は35インチのベースでも余裕で張れる弦で、35インチ未満のベースに張るとB弦がペグのポストに巻きつく際、細い部分だけでなく太い部分も巻き付き余計な力が加わってしまいます。

そこでこのようにブリッジに入るまでにある程度の距離を稼いで張ると丁度よい感覚で弦を張れます。

いたずらに裏通しなどにせず、理に適ったシステムを取り入れるのは流石です。




 

トータルのスペックは以下のシートをご覧ください。



手元に来て一か月経ちましたが、ライブでも使用し最高に馴染んでおります。

まだ弦高調整やその他細かいところなど突き詰めていけそうなので、今後より一層自分に合うメインベースになることでしょう。

素晴らしいベースをありがとうございます。

 

今現在Minamo Guitarsのベースは楽器店に並ぶようにはなってきましたが前評判もあってか即完売。

今後どの店頭に並ぶか、その他細かな情報などは是非公式Twitterやホームページをご覧ください。

そして、是非店頭などで見つけた際には弾いてみて欲しいです。

今後必ず来るメーカーです!

 

 

ではまた。

 

https://twitter.com/minamo_guitars

 

www.minamoguitars.co