東海低音宿

ビジホ好きベーシストによる備忘録

理想の一本 ①

どうも、メタキンです。

 

楽器をやっている皆さん、理想の楽器ってありますか?

 

多機能性だったり、他の人が持ってないシェイプであったり、目新しいシステムを搭載しているなど人によって理想は異なると思います。

 

 

かく言う自分にもあります。

 

恐らく周りのベーシストに比べたら使ってきた種類も試奏したものも少ない自分ですが、色々触れてきてこういうのがあれば!という一つの理想を思い描くようになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オーソドックスな使いやすいパッシブ4弦ジャズベース

 

はい、これです。

 

 

いやいや、そんなのそこいらにありふれてるじゃんと思う方も多いでしょう。

 

まず前提として自分はアルダーボディーローズウッド指板というド定番の仕様のベースをオーソドックスと考えており、さらに現在その仕様のベースを

1本も持っていません

(JBtype自体はmoonを所持していますがあちらはアッシュボディー、エボニー指板)

 

持ってない理由としては音が苦手とかではありません。むしろ大好きです。

あえて王道を避けて、少し癖のある材を組み合わせた特徴的な音を持つ楽器にお金をかけたいという気持ちがありました。

それは今でも変わらないっちゃ、変わらないんですけど←

 

じゃあ何故これが理想形なのかといえば、材だけではないんです。

オーソドックスな使いやすいパッシブ4弦ジャズベース

 

この使いやすいが肝心なところなんです。

色々使ってきて自分が使いやすい仕様というのは、22フレットかつフルサイズボディーであることなんです!

 

22フレットはスラップする際の好みの音が出るギリギリのところです。

あまり着目したことがない人もいるかもしれませんが、フレット数でスラップ音は分かりやすく変化します。特にプル音が分かりやすいかと個人的に思います。

どうしても24フレットまでいくと音がペシャっとなる傾向があるように感じます。

しかしハイポジションでのフレージングも多用する自分にとっては22フレットが許容範囲でした。

 

続いてボディーです。

これは完全にただ自分が重くてデカいという脳筋仕様が好きなだけです(笑)

もちろん音にも影響は出てくるのでしょうが、正直重さ重視というところが大きいです。

 

そして困ったことにこれらを満たす楽器が自分の探したところなかったのです。

フレット数はまだしもSadowskyやFenderのAmerican Deluxeもディンキーシェイプ。

 

そして自分は一つの結論にたどり着きました。

 

 

ないなら作り出すしかない!

 

色々なメーカーを検討しましたが、実際頭の中では最初からここにお任せしたいという気持ちがありました。

 

 

というわけで現在自分の理想のベースを

HUMPBACK engineering戸田高弘さんにオーダーしております!!

 自分はたーさんとお呼びさせていただいております。

 

リペアやエフェクターPA機材などで名前を聞く人が多いかもしれませんが、楽器製作も出来てしまうんですよ(死角が無い

 

実はかれこれ7年以上前、自分が大学生の頃からお世話になっておりまして、いつか作ってもらいたいと思っていたところ昨年Facebookにて製作も行けるとおっしゃっていたので、何度もやりとりを行い今年から製作がスタートしました。

 

もちろんまだ完成はしていませんが、制作過程をちらっとお見せしたいと思います。

 

 

まずはネックです。

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綺麗なローズです。

ブロックインレイやらバインディングは個人の趣味です。

サイドにルミインレイも搭載されます。

 

そしてボディー


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ぱっと見分かりづらいのですがフルサイズです。

3ピースになっております。

そしてハイポジションの操作性向上のためヒールカットやザグリが施されております。

 

実際にたーさんが図面で自分のモデルと通常のジャズベの比較をしてくれました。

紫の点線が通常のJBです。

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多少小さくはなっていますが実際に見るとほとんど通常のものと変わりはなかったように見えました。

 

最近ネックのチェックのために工房にお邪魔してきまして、合わせるこのようになりました。

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これはもう完成なのでは(違う

ここからさらに細かく修正、組み込みに入っていくようです。

 

そしてヘッドのインレイはこのようになる予定です。

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くじらさんです。

敗北者じゃないです←

こちらは白蝶貝で入れる予定です。

 

 

 

 

実際には電装系や塗装さらに細かい仕様など決まってはいるのですが、それは続編に記したいと思います。

恐らく8〜9月の間には完成するんじゃないかなと予想しています。

 

また進捗はブログにて掲載させていただく予定です。

ブログタイトルの①というのはそういうことなのです。

 

 

 

この夏はこのベースの完成を楽しみに乗り切りたいと思います!

 

※注意事項

HUMPBACK engineeringは戸田さんが一人で運営しております。

現在多忙ということもあり、全てに早急に対応できるわけではありません。

このブログを見て何か依頼しようと考えている方がいらっしゃれば、内容次第では長期化することも念頭に置いていただきたいです。

 

 

 

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